PL保険について
現在当社では、PL保険に加入はしていません。理由は過去大事故がないからです。
また、1件だけの事故は、製造物に欠陥があったというより偶然に消費者、使用者の都合でおきた事故であるので
どんな理由であっても、保険は、補填されません。
当社は、過去に取り扱うものは、ホホバオイル、石鹸、シャンプーであり安全なものばかりでした。
あるといえば、金具で指を切った。この位です。しかし、今後代行を拡充させていく上でなんらかの保険は充実していかなくてはならないのです。依頼者のアイテムにもよりますでしょう。
当社では、お客様に保険加入は任意または相談で決定いたします。場合によっては、お引受けできない場合も多だあります。
PL保険とは 正規には、製造物責任保険
PRODUCTS LIABILITY
根拠は、製造物責任法
欠陥製造者の責任 通常は、被害があった人が、これはこうだからメーカーのせいだと
その因果関係を立証する義務がありますが、
欠陥製品を使って被害をこうむった人は、その欠陥製品の製造者は
賠償責任を負うことになります。過失、無過失関係なしです。
対象 土地、不動産、ガス電気ソフトウェアーは対象外
こんな人が責任者です 製造業者・・・もちろん
輸入業者・・・当社みたいな会社
表示製造業者・・製造は他人でもマイブランドで売る者 OEMの場合があてはまります。
通常は、当社ですが、ブランド化した商品はブランド化した人もその対象です。
法根拠は、商法上の擬制商人ですかね?
対象損害(欠陥の定義) 欠陥がでるということは1つではなく、ぼこぼこ欠陥がたくさん出て、
何人も被害者が出た場合。偶然の欠陥はあてはまらないのです。

ですからほかの方は、何でもないがたまたま消費者から言ってくるのは、補償の対象になりません。たんなるクレーマーもこの口です。
化粧品は、成分表示100%ですから、アレルギーもちのような方は、最初から分かるはずです。
車を運転して事故を出しても補償されませんと同様な扱いを受けます。
包丁で指を切っても包丁のせいでは、ありません。
責任の免除 開発危険の抗弁・・・通常では起こりえない欠陥に遭遇
             ひた隠しにするのはダメです

個々の化粧品の賠償は、この抗弁では、不良品でなければ、損失を補填する必要性がないのです。だからひとりふたりのクレームは、補償対象外となります。
部品メーカーなど下請け会社が、注文先の指示通りに製造して欠陥が出た場合は、下請け部品メーカーは、責任免除になりますが元請けに責任が及びます。
賠償事故の例 配合ミスの化粧品が原因で、かぶれた。(個人のアレルギーは対象にならないのです。)
車輪の欠陥で事故にあった。
照明の製造時の欠陥で、落下してけがをした。
賠償対象外 故意、戦争、騒乱、自然火災
加重賠償契約(危ないものばかりが契約だった)
最初から欠陥と分かって使った場合
欠陥と分かって作りつ続けた製造物による事故
日本国外の事故
第三者によるいやがらせ事故(ふとんに針を混入、グリコ森永事件など)
全体欠陥をカバーする保険と考えるか
個々の事例に対応できない保険と考えるかは、あなた次第です。
およその金額は、売上7億で30万円、5億で21万円、3億で13万円、1億で43000円です。 
最終的には、保険会社に問合せ、またそれぞれ契約して確認して下さい。
生産物品質保険世間ではこれがPLと思っているかもです
下記の事故は、PL保険では賠償されません。
対象の事故 第三者によるいやがらせ事故・・・異物混入
偶然の汚染事故・・・餃子事件 PL保険では製造物が完成時には問題がないので補償されません。

他の偶発の汚染事故・・・エコラインで微粉末が混入謝罪広告、監督官庁の届出必須
保険金の種類 上記の事故が起きたら以下の通り保険金が出ます。
コンサルティング費用 生活活動維持費用 利益喪失
回収費用 謝罪信頼回復広告宣伝費用
保険金が出ない例 保険会社に聞いて下さい
1人だけのクレーム事故は、補填されません。その消費者との個別対応となります。
よってクレームには真摯に話を聞いて医者にすぐにいってもらい、その上で解決しましょう。
事業総合賠償責任保険
世間ではこれがPLと思っているかもです
AIUという保険会社でSTARsという保険があります
内容は下記の通りです。
より幅広く製造業者の賠償リスクを補償!
1.
貴社の事業活動に伴って発生した第三者に対する事故による法律上の損害賠償責任を補償します。
   人・物に対する賠償責任を幅広く補償!  
    −業務遂行・施設リスク、生産物・完成作業リスク−
   人格権侵害による賠償責任を補償!  
    −人格権侵害・宣伝障害リスク−
   損壊を伴わない財物の使用不能による賠償責任を補償!
    −純粋財物使用不能リスク−

2
下請負人・販売業者の賠償責任も補償!

  • 下請負人(業務遂行・施設リスク/生産物・完成作業リスク)
    貴社の下請負人(貴社工場内の下請負人、生産物の運送業者、生産物の設置業者等)が負担する賠償責任も補償します。
  • 販売業者(生産物・完成作業リスク)    
    貴社が販売委託または売買契約を直接締結している生産物の販売業者の賠償責任も補償されます。
    ただし、その販売業者が生産物に組立・加工・修理・点検等の作業を加えたことなどによる賠償責任は対象外となります。
3
より充実した保険金のラインナップ!
お支払いする保険金の種類
損害防止・軽減のための応急手当、護送、その他緊急措置費用および求償権保全費用等
被害者の家族等の現地訪問費用、役職員の現地派遣費用、通信費、応対施設借上費用等(1事故300万円限度)

見舞金・見舞品購入費用(被害者1名10万円、1事故300万円限度)
貴社施設内で発生した他人の身体の障害に対する治療等費用(被害者1名50万円、1事故300万円限度)

損害賠償に関する争訟(訴訟、仲裁、調停、和解)に要した弁護士費用等
保険会社による損害賠償請求の解決に協力するために要した費用
文書作成費用、事故再現実験費用、増設コピー機リース費用等(1事故300万円限度)

被害者に対して支払う損害賠償金

貴社の事業活動に伴う賠償リスクを1年間まとめて補償するシンプルな契約方式となりますので、保険の契約漏れなどの心配がありません。
原則として貴社の直近の会計年度(1年間)における税込売上高の総額でご契約いただき、より幅広い補償範囲を1保険契約でご提供できるため、保険契約管理の事務効率化を図ることができます。
となっています。
最悪お客様死亡には、不十分でしょうが化粧品で死亡と言う事故は聞いたことがありません。
上記2つの保険は、上が会社の損失、下がお客様の損失をカバーします。
販売だけのPL保険
上記の保険がこれに当てはまります。
販売のみのPL保険 はっきり言って安いです。
販売の方法が適切でなく、消費者が思わぬ損害を受けた場合のみ適用されます。
例 水虫の薬なのに、販売員が間違ってものもらいの薬といって売った。
理由があります。
建設業、製造業、飲食店、販売業、旅館ホテル業、警備業、ビルメンテ業、人材派遣業等業種によって内容も変わってきます。
海外PLというのもありました。これは日本以外の海外顧客の事故の場合です。
あとがき
PL保険では、世間でいう顧客保護のPL保険には当てはまらない気がしました。
化粧品で事故が起きましたら、何でも保険でカバーすると言うのは間違った解釈であります。
もし、このHPを見ていらっしゃる方で、何でも事故があれば自動車保険のようにすぐお金が出るという保険があればお知らせ下さい。当社がAIU保険に聞きに行きましたらないと回答されました。
事故のないように、成分の検査は当然ながら、化粧品そのものが安全性が高いかも検討しないとなりません。年齢層、形状、材質、色、重量、使用方法、使用期限、用途、幼児忌避、保管方法、使用方法の案内等真剣に取り組んでいきたいと思います。