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石油化学研究 .
石油から化粧品へは想像もつきませんがまずはベンゼンです。
ベンゼンは、ナフサから作られます。
プランクトンや藻などの死骸が地熱やバクテリアなどの作用を受けて石油となったとする
有機起源説が最も有力とされています。
地球が約2億年ものその懐に抱えて作り出したのが石油(原油)なのです。


石油は、最初に加熱され、さまざまなガスや液体に分離されます。
油田のガスは、昔は油田で燃やして廃棄されていましたが
現在はガスを集めて液化して、天然ガスとして輸出されています。
その蒸留の中のナフサが石油製品の原料となり、
その他のものは、主に燃料となっていきます。
最後で下に残るものは
ドロドロした黒いどろどろした液体です。
本来の重油です。
そして更に最終のものとしてはコールタールです。
これは、アスファルトにして使います。
従って、一般の道路は、燃えます。
B29の焼夷弾は、これが爆薬に相当します。
このように石油は捨てるものが無いです。
仮に太陽電池100%のエコ社会になったとしても
石油がないと、ナフサからできるプラスチックや繊維が生産できませんので
大変困ります。
ベンゼン,トルエン,キシレンおよびエチルベンゼンとともに単環の芳香族炭化水素は
エチレン,プロピレン同様に重要な石油化学の基礎原料である。
国内のベンゼン生産量は年間約430万トンあり、
ベンゼンを原料とした誘導体として、
日常生活には欠かすことのできない合成繊維,プラスチックやゴム等が製造されている。
そこでベンゼン供給先での用途別割合と代表的な誘導品である
ポリスチレン,ナイロン,ポリカーボネート及びポリウレンタンの使用先について、
ベンゼンがいかに重要な物質である。

常圧残留装置で加熱

 =>工事中 ナフサ水素化精製装置=>接触改質装置=>脱ベンゼン改質ガソリン
             灯油留分                 ベンゼン
             
ベンゼンはこのあとどうなるんでしょうか  ご期待   続く